丁寧に手を抜く

頑張らない努力

Apple初売りで買ったiMacが届いたので四年前のiMacと性能比較してみた

というわけで、新しいiMac 5K 27-inch, 2017モデルを入手。

初売りで注文が殺到したためか、配送が通常よりも遅れて昨日やっと届いた。中国からの発送だった。

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開封すると本体がめちゃくちゃ冷えていて、寒い中海を渡ってきた様子が伺える。

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背面のAppleマークの周囲に霜ができている。

メモリ増設で24GBに

起動の前に事前に購入しておいたメモリを装填する。

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裏の蓋を開けまして・・

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デフォルトで4GB x 2が入っている。

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そこに8GB x 2をブチ込む。

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素晴らしい。

起動

新規PCとしてセットアップしたので、完全に移行が完了するまで暫くは二台体制で行く。圧迫感がすごい。

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左が新型。外見は全く変化なし。

さて、肝心の性能は以前のiMac Late 2013モデルと比べて如何ほどに改善しているのだろうか。

ベンチマークでの差はまあまあ

新旧のスペックは以下の通り。両方ともCPUなどをカスタマイズで強化している:

Late 2013 2017
Processor 3.4 GHz Intel Core i5 4.2 GHz Intel Core i7
Memory 28 GB 1333 MHz DDR3 24 GB 2400 MHz DDR4
Graphics NVIDIA GeForce GTX 775M 2 GB Radeon Pro 580 8 GB
Storage 1.12TB Fusion Drive 3.12TB Fusion Drive

Geekbenchベンチマーク計測。結果:

Single-Core Score Multi-Core Score OpenCL Score
Late 2013 4165 12230 29868
2017 5664 19749 122069
スコア差(倍率) 1.359 1.6147 4.0869

CPUはマルチコアで約1.6倍。 グラフィック性能の向上が4倍に飛躍している。さすがVR Readyと謳うだけある。

CPUの性能はスコアだけを見るとマルチコアで1.6倍程度と言う結果になった。

アプリのビルド時間もまあまあ短縮

InkdropというMarkdownエディタを普段開発しているので、そのアプリのビルド時間がどれくらい短縮されるのか計測してみた。

実務のスピードが改善しないと買った意味が無いのだが、果たして・・

デスクトップ版 (Electron製): 1.5倍

time コマンドによるビルド時間の計測結果:

real user sys
Late 2013 102.76s 71.78s 21.93s
2017 66.97s 55.18s 16.12s
時間差(倍率) 1.534 1.300 1.360

確かに速くなったけど、劇的!という訳でもなかった。こんなもんか。 大体1.5倍程度の改善が見られた。 概ねベンチマーク結果通りと言える。

iOS版 (React Native製): 1.6倍

iOSXcodeプロジェクトをスクラッチコンパイルした時の所要時間を計測してみた。

1回目

ビルド所要時間
Late 2013 2分38秒
2017 52秒
時間差(倍率) 3.0

2回目

ビルド所要時間
Late 2013 1分10秒
2017 42秒
時間差(倍率) 1.6

ディスクI/Oが改善したためか、初回のコンパイル速度がものすごく速い結果に。 2回目以降は、やはり1.6倍程度の速度で、こちらもベンチマークの結果に倣う感じだった。

体感でもなかなかのスピード

流石に四年経っているのでこれぐらいは高速になっていてもらわないと困る。 とはいえ、2倍も3倍もなった訳でもなかったのが正直ちょっとだけ期待外れだった。 それでも、ディスクI/Oやコンパイルの速度は体感でも充分に速くなったと感じられるので、よしとしよう。

これからよろしくな。