丁寧に手を抜く

頑張らない努力

ミルチャ・カントル展で「透明な主張」を読み取る @ 銀座エルメス

エルメスの建物なんてそうそう入らないのでとてもいい機会だ。

f:id:craftzdog:20180621194729j:plain

かっこいいオブジェがお出迎え。建物の外壁全面が、昭和な建物によく使われている格子状ガラスで作られている。すごい。

f:id:craftzdog:20180621194901j:plain

f:id:craftzdog:20180621194906j:plain

中から写すとこんな感じで、異空間な雰囲気がすてき。エフェクト無しです。

f:id:craftzdog:20180621195709j:plain

近くで撮ると、外の風景がぐにゃっと歪んで面白い。エルメスは時空の歪みの中に存在する。

さて、本題のミルチャ・カントル展はというと、展示物は2つ。

まずひとつ目は沢山の鉄製風鈴のようなものを吊るした作品。

f:id:craftzdog:20180621195128j:plain

実は入り口のドアとワイヤーで繋がっていて、ドアを開くと風鈴が揺れて音が一斉に鳴るという仕組み。

f:id:craftzdog:20180621195133j:plain

最初は気付かないで入るので、二度美味しい。

f:id:craftzdog:20180621195307j:plain

二つ目は映像。透明のプラカードを掲げて更新する様子がずっと映し出される。

f:id:craftzdog:20180621195408j:plain

謎すぎて意味がわからないけど、そこが良いなと思えた。

まるで「声なき声」を可視化したようなメッセージ性を感じた。

声の大きい者が目立ってばかりの時代を逆説的に批判するかのような。

f:id:craftzdog:20180621195614j:plain

三者三様の表情で立っているのが面白い。

スタッフの応対がエルメスすぎて緊張した。最高級や。


しかし銀座は少し歩くだけでユニークな建物に出会えて面白い。

f:id:craftzdog:20180621200005j:plain

f:id:craftzdog:20180621200011j:plain

f:id:craftzdog:20180621200015j:plain

f:id:craftzdog:20180621200022j:plain

よい散歩でした。