丁寧に手を抜く

頑張らない努力

フィリピンの人から突然スタートアップに誘われたけどお断りした

最近あった出来事。

ある日Facebookで知らない外国人からメッセージが飛んできた。

読んでみると、俺をmeetup.comで見つけたと。んで面白そうだから連絡してみた、という。

どうやって見つけたのか詳しく聞くと、一時期よく参加していた以下のイベントで見つけたらしい。

www.meetup.com

これはプログラミングを教える代わりに英会話の練習相手になってもらうという趣旨のイベント(勉強会)。

そして俺をFacebookで検索して見つけて、ホームページに飛んで、俺の仕事やパッションに感心したのだとか。

で、俺はその時、てっきりこの人はプログラミングが学びたくて連絡してきたんだなと思っていた。

とりあえず挨拶代わりにビデオコールしようよ、としきりに誘うので、まぁ、久々の英語の練習になるし軽くならいいか〜と夜22時に通話を開始した。

フィリピンの一般家庭のネット速度は日本で言うとまだまだ10年前ぐらいらしく、Facebook Messengerでは速度が足りずまともに会話できなかった。

WeChatなら軽いと言うのでインストールして登録して再度通話開始した。おお、すごい、こっちなら話せる。WeChatすごい。

んで挨拶を交わして軽く雑談したあと、予期せぬ事が起こった。

なんかやりたいことがある、と。

あー、ウェブサイトかなんかかな?プログラミング初心者だし、と思っていたけど全然違った。

そこから延々二時間以上、スタートアップのアイデアを聞かされた。

なんかセキュリティ系と広告モデルを組み合わせたサービスのアイデアで、Airbnbとかではびこる詐欺を未然に防ぎつつ、ユーザに広告を見せるインセンティブを与えるというものだった。

この説明では意味が分からないと思うけど、詳しく書いても仕方がないので割愛する。

すごい勢いで話すので聞き取れなくて、何度も同じことを噛み砕いて説明してもらった(親切)。

でも内心「はよ寝たい」と思っていた。わいの思ってたんと違う。

提案は、俺にそのプロジェクトのco-founderになってもらって、プロトタイプを作って欲しいという事だった。

そのプロトタイプをもとに、出資を集めたいらしい。

一通り話を聞いたあと、とりあえず「そのアイデア面白いと思う。でも回答は時間ちょうだい」と言って通話を切った。

最終的には以下のように言って断った。


Hi, Thanks for inviting me to your project. I appreciate that you tried to explain your idea to me regardless of my poor English listening skill. I've considered about joining your project, but I'm afraid that I can't be your co-founder. The biggest reason is that I basically like to work on what I want. I've never encountered any scams online in Japan. It totally depends on my personal experience and not depends on how interest your project is. It'd be better to find someone who has a similar problem with you to solve. Because I think great solutions would always come with willingness to solve the problem. Sorry, but I hope your project will soon get angels.


話を聞くのも、断るのも結構神経とエネルギーを使うので疲れた。

てっきりプログラミングを学びたい人だと思っていたので、なんだか肩透かしを食らった気分。

今回は英語のいい練習になったからよかった。でももしそうでなかったら一方的に興味のない話をされただけで、時間の無駄になるところだった。

というか、知らない外国の人がいきなりコールしてきて、スタートアップの話をきいて、いくらそれが面白くても「じゃあ、やろうかな」とはならんよ。音信不通になったら終わりだし。

気に入ってくれたのは嬉しいんだけどなぁ。相手も悪い人ではないんだろうけど。パートナーの探し方、もうちょっと考えたほうがいいよね。

この手の連絡には今後気をつけたい。

以上、WeChatは素晴らしいという日記でした。